2009年03月07日

地元横須賀で70年前の商店を探す(前)

昨年、アメリカのショップから購入〜戦後63年ぶりに横須賀へ里帰りした戦艦長門の帳簿の話を当ブログで書きましたが、今日はそこから1つ小ネタを扱ってみたいと思います。 (日記:63年振りに戦艦長門が日本へ帰ってくる

長門の書類

画像の通り、帳簿には長門乗組員の下級士官が食料や日用品などを消費・購入した昭和12(1937)年6月分の入出金明細が領収書とともに添付されているのですが、その領収書のほとんどが長門の停泊していた地元横須賀の商店のものというのが非常に貴重なため、昨年横須賀市役所の市史編纂室へ歴史資料として貸出しマイクロフィルム化してもらいました。


今回はその中から数店、まずは有名なところで現在も営業している横須賀の老舗を2つ紹介します。

領収証_川島.jpg

川嶋紙店

領収証_川島a.jpg

現在の「(株)かわしま」。
明治5年の開業当初は現在のヴェルニー公園付近に店舗を構えていましたが、軍港拡張のため少なくとも昭和時代にはこの場所へ移転したようです。 店舗は土蔵造りから総合ビルへと変わってしまいましたが、昭和12年の領収書はこの場所で発行されたとみて間違いないです。 今でこそ文具・画材・手芸・生活雑貨と多種にわたって取り扱う総合文房具店となっていますが、看板にわざわざ「紙」とだけつけているのは、材木・紙を専門に扱ってきた開業当初からの伝統なのかもしれません。

領収証_矢島.jpg

矢島蓄音機・時計店、陸海軍御用達・レコードでなく蓄音機店というのが時代を感じさせます。

領収証_矢島a.jpg

現在の「ヤジマレコード本店」横須賀市若松町1-5


大きな地図で見る

矢島時計店.jpg

「メガネ・時計・宝石のヤジマ」横須賀市若松町2-5
町名や番地は区画整理ごとに変更してしまうので余りアテになりませんが、矢島蓄音機店時計部前というのがヤジマレコード本店の位置になるのでしょう。 地図にある向かいのヤジマビル1階は現在も時計を扱って営業しています。


大きな地図で見る

おそらくビルと商店街化で微妙に位置は変わっているでしょうが、横須賀大滝町角さいか屋前がこの矢島ビルになるはずで、現在も1階では前でCD・DVDショップを営業しています。


中編以降で取りあげる大正期の絵地図から

矢島 川嶋 大正期.jpg

形や大きさは変わってしまったでしょうが、中央を横に引かれた道路が現在の横須賀中央通り。 ヤジマレコードの場所は家具店ですが、その前の時計店は今も同じ場所に存在しています。 その右にある駿河銀行もこの頃から営業していた老舗だったのですね。
川嶋紙店もほぼ現在の位置(少し中央駅寄り)ですが、地図上では紙店でなく糸店になっていますね。 しかも川嶋でなく川島の表記ですし。 1955年頃の写真では川嶋紙店と看板が出ていたので、地図作成者の誤表記なのか判断がつきかねるところです。

画像をはさみすぎて長くなったので、この話題は前・・後に分割しました。

posted by acj@管理人 at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 横須賀の歴史
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